「ペットの遺骨の色が変わってる…!」
「もしかしてカビ…?」
亡くなったペットの火葬後、遺骨を自宅に置いて供養している方も多いと思います。
久しぶりに骨壷を開けてみると、遺骨にカビのようなものが生えていることはありませんか?
「カビが生えてしまった…!」とショックを受けてしまうかもしれませんが、火葬はかなりの高温で行われるため、基本的にカビが生えることはほぼありません。
遺骨についた赤や緑、青などの色は、カビのように見えるだけで、実は服用していた薬や副葬品との化学反応でついたものと言われています。
ですが、ごくまれに湿気の多い場所で保管していたり、骨壷のフタに隙間が空いていると、カビが生えてしまうことがあります。
大切なペットの遺骨にカビが生えるなんて、とてもショックですよね…。
この記事では今すぐできる対策方法と、カビを生やさないための正しい保管方法をご紹介します。
カビが生えてしまった方や、これから火葬しようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
ペットの遺骨にカビが生えてしまったときの対処方法
「今すぐカビを取り除きたい…!」という方へ、すぐできる対処法として、
- 遺骨を天日干しする
- 遺骨を再火葬する
の2つがあります。
それぞれ見ていきますね。
対処法1.遺骨を天日干しする
少しのカビであれば、天日干しで取り除くことができます。
「日光消毒」という言葉がある通り、日光(紫外線)はカビを死滅・繁殖を防ぐ効果があるんです。
よく晴れた湿度の低い日に、遺骨を天日干ししてあげましょう。
方法は簡単で、日当たりの良い場所にブルーシートやレジャーシートを敷き、その上に遺骨を並べて約1時間〜2時間ほど置いて乾燥させます。
また、天日干しはカビの予防にもなるため、定期的に行うのがおすすめです。
風が強いと細かい遺骨は飛ばされてしまうかもしれませんので、目を離さないようにしましょう。
また、遺骨はとてももろくなっていますので、扱いには十分注意してくださいね。
対処法2.遺骨を再火葬する
天日干しをしてもカビが取り除けない場合や、広範囲にカビが広がっている場合、再火葬を検討してみましょう。
改めて高温で火葬することで、カビを取り除くことができます。
業者によっては再火葬を受け付けているところもありますので、探してみてください。
また、他にもカビをヤスリなどで削る方法もありますが、遺骨が崩れてしまうことも。
あまりおすすめはしませんが、「再火葬を依頼する前に自分でなんとかしたい」という方はは、お試しで優しく少しずつ削ってみてもいいかもしれません。
カビを生やさないために:遺骨のおすすめの保管方法
これから火葬するという方や、遺骨をきれいに保管したい方は、湿気が少ない場所で、密閉性の高い骨壷で保管するのがおすすめです。
また、少しでもカビを生やす危険性をなくすために、遺骨をパウダー状やジュエリーに加工する方法もあります。
それぞれ詳しくご紹介しますね。
1.湿気の少ない場所で保管する
日当たりが悪く湿気の多い場所での保管は避け、日が当たり風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
もし骨壷をクローゼットや押入れなどに保管している場合、外に出してテーブルや棚の上に置いてあげます。
また、定期的に窓を開けて換気することも大切です。
2.密閉性の高い骨壷で保管する
保管場所の環境が整ったら、次は骨壷にも目を向けましょう。
骨壷は木製のものと陶器製のものがありますが、比較的陶器製のもののほうが密閉性が高く、湿気が入り込むのを防ぎやすいです。
フタもパッキンがついているものを選ぶようにします。
1.と2.を気をつければ、ある程度カビの発生を予防できますが、「絶対」というわけではありません。
どんなに気をつけていても、ちょっとした隙間から湿気が入り込んだりして、カビが生えてしまうことがあります。
「じゃあ一体どうすればいいの…?」
と不安になってしましますが、カビが生える前にきれいに遺骨を加工する方法がおすすめです。
3.遺骨を加工する
「大切なこの子の遺骨に絶対カビを生やしたくない…!」
定期的に天日干しをしたり、骨壷の中に湿気が入らないよう管理するのはなかなかに大変ですよね。
とくに日本は湿度の高い地域ですので、湿気を完全に防ぐのは難しいところがあります。
そんなときおすすめなのが、遺骨を加工する方法です。
具体的にいうと、遺骨をパウダー状にして真空パックで保管したり、メモリアルジュエリーに加工していつでも身に着けられるようにする方法になります。
サラサラのパウダー状に加工すると、大きい遺骨のときよりコンパクトになり、真空パックでの保管がしやすくなります。
ジュエリーにする際は、水や衝撃に耐えられるよう加工しますので、カビを防ぐことができるんです。
「保管に気を使っていたけど、もっと根本的にカビを予防したい!」という方はぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
「お墓に埋葬して供養してあげたい」「いつまでも近くにいたいから自宅で供養したい」と、ペットを思う気持ちは飼い主さまそれぞれです。
近くに感じたくて自宅で保管していても、カビを生やしてしまうのはなんだかかわいそうですよね…。
そんなとき、きれいなまま心を込めて供養できるように、メモリアルジュエリーに加工するのも検討してみてもよいかもしれません。
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