「火葬後、ペットの遺骨は自宅で保管してもいいの?」
「落ち着くまでずっと手元に置いておきたいけど、どうやって保管すればいいかわからない…。」
ペット用のお墓を持つのが難しい方や、これからもずっと近くにいたい方など、さまざまな理由で自宅供養を選ばれる方が多いと思います。
その際、「本当に自宅で遺骨を保管していいの…?」と不安になってしまいますよね。
結論から言うと、ペットの遺骨は自宅で保管しても問題ありません。
人間の場合と違い、ペットの遺骨に関するルールはとくに定められていないため、飼い主さまやご家族のお気持ちに沿って供養することができます。
そのため、火葬後何年も自宅に置いている方もたくさんいらっしゃいますので、安心して近くで保管してあげてください。
この記事では自宅で保管するときの方法と、何年も保管している方へ新しい一歩を踏み出すためのおすすめの供養のしかたをご紹介します。
遺骨の保管に悩まれている方は、ぜひ参考にしてみくださいね。
遺骨を自宅で保管するときのおすすめの方法
①家族が集まる場所に骨壷や写真を置いて供養する
1番おすすめなのが、家族が集まるリビングなどに骨壷と写真を置いて供養する方法です。
毎日ペットのことを思い出して供養できますし、にぎやかな場所のほうが、亡くなったペットも嬉しいかと思います。
②お仏壇を用意して供養する
骨壷をそのまま置くのに抵抗がある方は、ペット用のお仏壇を用意してあげるのもおすすめです。
人間のものよりもコンパクトで、場所を取らずに供養してあげられます。
元々自宅にお仏壇がある場合、とくに抵抗がなければ一緒に保管してあげても大丈夫です。
また、どちらの方法も遺骨にカビを生やさないように、定期的に換気をして風通しをよくしてあげましょう。
もし「カビが生えてしまった…!」という方は、天日干しして取り除いたり、再火葬する方法があります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
▶【大切なペットの遺骨にカビ?】今すぐできる対処法とおすすめの保管方法
また、中には風水や運気が気がかりで、自宅保管をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
実際、風水的に自宅で遺骨を保管するのはあまり良くないとされています。
ただ1番大切なのはペットを思う飼い主さまの気持ちですので、強くこだわりすぎることなく、どんな供養のかたちがペットにとって良いのか考えてからでも遅くはないですよ。
「やっぱりどうしても気になる…」という方は、遺骨はお墓や納骨堂に納め、ペットの写真だけを飾って供養するのがおすすめです。
風水について気になる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね。
▶ペットの遺骨を自宅に置くのは風水的によくない?思いが伝わる供養方法とは
何年も自宅で保管している方へ:新しいかたちで供養を考えてみる
何年も自宅で遺骨を保管している方は、気持ちに区切りをつけて、新しい一歩を踏み出す上でも遺骨を手放す選択をしてみてもいいかもしれません。
その際は、
- 共同墓地に埋葬する
- 粉骨して自然葬する
- 加工してジュエリーにする
の3つの方法がおすすめです。
それぞれ詳しく見ていきますね。
1.共同墓地に埋葬する
ペット霊園やペットの供養を行っているお寺などの共同墓地に埋葬してあげる方法です。
共同墓地はほかのペットも一緒に埋葬されているため、天国でも寂しくないようにしたいと考えている方におすすめです。
また、共同墓地は霊園やお寺がしっかり管理してくれたり、供養祭などを行っていたりするため、ライフスタイルの変化で遺骨を管理しきれなくなった方にもおすすめになっています。
共同墓地以外にも、個別のお墓があるところもありますので、調べて検討してみてもよいでしょう。
2.粉骨して自然葬する
遺骨を細かく粉骨してパウダー状にし、海洋散骨、樹木葬などをしてあげる方法です。
外遊びが好きだったペットや、自然の中で自由に走り回ってほしいと考えている方におすすめです。
粉骨や散骨は個人で行うには難しいところがありますので、近くの業者を探してみましょう。
さまざまプランがありますので、ご家族とも相談して納得のいくものを選んでみてください。
3.加工してジュエリーにする
遺骨をダイヤモンドなどに加工し、メモリアルジュエリーにしていつでも身につけて供養できるようにする方法です。
「やっぱり遺骨を手放すのは寂しい…」
「きれいな姿にしてあげて、これからもずっと一緒にいたい」
という方におすすめの方法となっています。
「どんなメモリアルジュエリーがあるの?」
「値段や作成期間はどのくらい?」
と気になる方は、こちらのページをご覧ください。
ご要望に合わせてお作りしますので、お気軽にご相談くださいね。
まとめ:まずは自宅でゆっくり手元供養する
いかがでしょうか?
ペットの遺骨を自宅で保管する方法や、そのあとの供養方法についてもご紹介してきました。
ペットの供養に正解はありませんので、ご家族とも話し合って、後悔のない選択をすることが大切です。
とはいえ、ペットが亡くなって日が浅い方はまだ気持ちの整理がついてないと思います。
落ち着いてから、遺骨をどうするかゆっくり考えてみてください。
亡くなったペットのことを1番に思いながら、供養してあげましょうね。