「ペットの遺骨はどのくらいで土に還る?」
「そもそも、ペットの遺骨は土葬して土に還していいの?」
遺骨を管理しきれなくなったり、引っ越しで手放さなければならなくなったり、さまざま事情があると思います。
中には、「庭や近くの空き地などに土葬して供養したい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
土葬には注意が必要で、ご自分や家族の私有地であれば埋めても大丈夫ですが、空き地や河川敷、公園など公的な場所では不法投棄にあたることがあります。
5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方(廃棄物処理法第25条第1項第14号より)が課されることも。
ペットを飼うからには、最後まで責任をもって行動するようにしましょう。
この記事では、庭に遺骨を埋める方法と注意点、遺骨を気持ちよくお別れするときの方法をご紹介します。
遺骨の扱いに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
庭に遺骨を埋める方法と注意点
遺骨を庭に埋葬する方法
- 遺骨の大きさより余裕を持った大きい穴を掘る。
- 土に還りやすい紙や布で遺骨を包む。
- 穴に遺骨を納めて土をかぶせる。
- まわりにお花を植えたり、お供え物をして供養する。
もし余裕があれば、ペット用の小さなお墓を置いて供養してあげるのもおすすめです。
お店や業者によっては、名前を入れてもらえるサービスもあるので、検討してみてもよいでしょう。
土に還るまでの期間と注意点
ペットの大きさや土壌環境にもよりますが、4年以上はかかるといわれています。
もっと早く土に還したい場合、遺骨を粉骨しパウダー状にしてから埋葬するのがおすすめです。
また、遺骨が土に還る前に引っ越したり、土地を手放す予定がある場合注意が必要です。
万が一掘り返されて次の持ち主に驚かれないよう、あらかじめ説明しておきましょう。
気持ちよく遺骨とお別れして供養する方法
このように埋葬するにも大変な作業ですし、遺骨が土に還るのも時間がかかりますので、なかなか難しいところがあります。
あまり手間をかけずに気持ちよく遺骨とお別れするには、
- 遺骨をパウダー状にし散骨する
- 遺骨を加工してメモリアルジュエリーにする
の2つの方法があります。
それぞれ詳しく見ていきますね。
遺骨をパウダー状にし散骨する
遺骨を細かく粉骨してサラサラのパウダー状にして、海洋散骨や樹木葬などの自然葬を行う方法です。
海洋散骨とは、船に乗り沖まで出てから遺骨を海に向かって散骨する方法です。
海や水で遊ぶのが好きだったペットなどにおすすめの方法となっています。
樹木葬とは、樹木や花を墓石に見立てて、遺骨を散骨する方法です。
ペット霊園やペットの供養も行っているお寺などで行っていることが多いです。
他のペットも一緒に眠っているため、「寂しくないようににぎやかな場所で供養してあげたい」という方におすすめの方法となっています。
ほかにも空中葬や山林葬などさまざまありますので、亡くなったペットのことを思いながら検討してみましょう。
遺骨を加工してメモリアルジュエリーにする
中には、「やっぱり遺骨を手放すのは寂しい…」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
その場合、遺骨を加工して人工的にダイヤモンドを生成し、それをメモリアルジュエリーにして毎日身に着けて供養する方法がおすすめです。
「大切なペットをいつまでも近くに感じたい」という飼い主さまの思いから、近年需要が高まっており、世界的にも注目されている技術となっています。
価格は生成するダイヤモンドの大きさで変動するため、気になる方はぜひご覧くださいね。
まとめ:遺骨が土に還るには時間がかかるので注意
いかがでしょうか?
ペットの遺骨の土葬のしかたや、遺骨が土に還るまでの期間・注意点などをご紹介してきました。
私有地以外への土葬は控えるようにして、最後まで責任をもって供養するようにしましょう。
もし遺骨を手放すのが惜しいという方は、メモリアルジュエリーに加工するのも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
詳しくはこちらをご覧くださいね。
供養の方法ついてさまざまご紹介しましたが、どれを選んでも間違いはありあせんので、後悔なく送り出せる方法をゆっくり考えてみてくださいね。