「ペットの遺骨を自宅で供養したい」
「どんな仏壇を選べば良いんだろう?」
「そもそも、ペットの遺骨を自宅で供養するのに仏壇は必ず必要なの?」
これを読んでいるあなたも、大切なペットの遺骨を心を込めて自宅で供養したい、と考えているのではないでしょうか?
ずっと一緒だったからこそ離れがたいですし、できることなら近くにいたいと思いますよね。
そんな中で、どのように供養すればいいのか迷われている方も多いはず。
結論から言うと、ペットの遺骨を自宅で供養するのに、必ず仏壇を用意しなければならないわけではありません。
ただご自宅に仏壇があれば毎日手を合わせられますし、それだけでも気持ちが落ち着いて、自然と悲しみもやわらいでいくはずです。
もちろん、死の受け入れ方や供養の仕方は人それぞれですので、この記事を参考にぜひ検討してみてくださいね。
ペットの仏壇について:種類や特徴、仏具について
まずはペット用の仏壇の種類と特徴を見ていきます。
人間の仏壇と同じように、ペット用の仏壇にもさまざま種類があります。
- 骨壷や仏具がおさまる箱型タイプ箱型で扉がついていて、骨壷や仏具、写真立てなどがおさまる。手を合わせたあとは扉を閉めておくことができるため、ほこりが被りにくい。
- フォトフレームが一体型になったタイプ箱型のものにフォトフレームが一体型になったもの。扉を閉めていてもペットの顔を見ることができる。複数のペットを自宅供養している方におすすめ。
- 扉がついていないステージタイプ扉がついていないので、常にペットの顔を見ることができ、まわりにお花やおもちゃなどお供えしやすい。比較的シンプルで安価なものが多い。
どのタイプも比較的コンパクトで、場所を取らずに置けるのが特徴です。
価格は約5,000円〜30,000円ほどで、装飾やデザインが凝ったものほど高価になります。
仏壇のほかにも、ろうそく立てお供え物用のお皿などの仏具も用意しましょう。
次のような仏具を用意するのがおすすめです。
- おりん
- 線香、線香立て
- ろうそく、ろうそく立て(ライトキャンドル)
- お花、花立(花瓶)
- 水入れ
- お供えのおやつやごはん、供物皿など
イチからすべて揃えるのは大変だと思いますので、少しずつ買い揃えるか、仏具がすべて揃ったセットを購入するのがおすすめです。
もちろんご自宅にあるもので代用しても大丈夫ですので、あまり強くこだわりすぎず、ペットを思う気持ちを大事に供養してあげましょうね。
また、仏壇や仏具のお手入れも忘れずに行うようにします。
ペットへの気持ちを込めて、定期的にほこりを払ったり、仏具は柔らかい布でやさしく拭いてあげましょう。
仏壇を用意する以外にもできる自宅供養
「色々揃えるのは大変そう…」
「忙しくて仏壇や遺骨をしっかり管理できないかも…」
家事や育児、仕事が忙しくて管理に不安があったり、仏壇の購入に心理的なハードルを抱える方も少なくはありません。
中には家族が反対している…という場合も。
「これからもペットとずっと近くにいたいけど、仏壇は置けない」という方へ、仏壇を置く以外の自宅供養の方法を2つご紹介します。
庭に埋葬してお墓を建てる
ご自宅が持ち家で庭がある方は、埋葬しお墓を建てて供養することもできます。
方法はカンタンで、遺骨より大きく深めに穴を掘り、紙などに包んで埋葬してあげましょう。
埋葬のあとは、お墓に見立てたプレートを置いたり、樹脂製の墓石など置いてあげるのがおすすめです。
定期的に手を合わせたり、季節に合わせてまわりにお花を植えたりしてあげれば、きっと亡くなったペットも喜ぶかと思います。
注意点としては、公園や河川敷など公共の土地では埋葬はできませんので気をつけまましょう。
(※不法投棄として罰則が科せられることがある)
遺骨を加工してメモリアルジュエリーを作る
賃貸住宅に住んでいたり、庭にお墓を建てるのは抵抗がある…という場合、遺骨を加工して人工的にダイヤモンドを作り、メモリアルジュエリーにする方法もあります。
仏壇やお墓と違い、次のようなメリットも。
- 24時間肌身離さず身につけられる
- 加工しているので水分や衝撃に強く、お手入れがカンタン
- デザイン性が高く身につけやすい
亡くなってすぐは気持ちの整理がついていないと思いますので、ある程度落ち着いたらメモリアルジュエリーの作成も検討してみてもよいでしょう。
私たちも、遺骨ダイヤモンドの生成、メモリアルジュエリーの作成を行っています。
新しい供養のかたちとして、責任と真心を込めて作成しております。
気になる方はぜひ一度こちらのページをご覧くださいね。
まとめ:心を込めて供養するのが大切
ペット用の仏壇や仏具について、仏壇を用意する以外の供養方法についてご紹介しました。
何度も言いますように、ペットの供養に間違いはありません。
亡くなったペットのことを思いながら、どの方法が1番思いを込められるかゆっくり考えてみましょう。
また、お仏壇を用意したり、メモリアルジュエリーを作ったり、なにか形にすることで「自然とペットの死と向き合えて、ペットロスが軽くなった」という方も。
気持ちを落ち着かせたり、区切りをつける上でも効果的ですので、ぜひ一度検討してみてもよいでしょう。
もしメモリアルジュエリーについて気になった方は、こちらのページをご覧くださいね。
亡くなったペットを心を込めて供養して、少しでも悲しみがやわらぎますように。