「個別火葬のあと遺骨が返ってきたけど、どうすればいいの?」
「すぐお墓に入れなきゃいけないの?」
何年も一緒だったペットが亡くなり、とてもおつらいことと思います。
そんな中で、初めてペットを見送る場合、ペット供養のマナーや作法が分からず不安でいっぱいの方も多いはず。
結論から言いますと、ペットの供養に決まったルールはなく、遺骨もすぐお墓に入れる必要はありません。
もちろんお墓に入れてあげる方もいますが、ずっと自宅に置かれる方や、メモリアルジュエリーを作っていつも身に着ける方などさまざまです。
人間の場合と違い、ペットの場合どんなかたちで供養してあげても大丈夫なんですよ。
そうは言っても、「他の人はどんなふうに供養しているの?」と気になってしまいますよね。
この記事では、火葬後すぐの遺骨の扱い方や、近年一般的となっているおすすめのペット供養の方法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
火葬後すぐ:お家でゆっくりしてあげましょう
最初にもお伝えしましたが、ペットの供養に
- この日までに必ずお墓に入れてあげないといけない
- 火葬後すぐ遺骨を手放さないといけない
という決まりはありません。
そのため、飼い主さまやご家族の気持ちが落ち着くまで、まずはご自宅で保管するのがおすすめです。
ご自宅はペットも1番落ち着く場所でもあります。
中には入院先で亡くなった子もいらっしゃると思いますので、まずは大好きなご自宅でゆっくりさせてあげましょう。
家族が集まりやすいリビングなどに骨壷を置き、次のようなものをお供えして、手を合わせましょう。
- お花
- ペットの写真
- お線香
- お気に入りのおもちゃやおやつ
- いつも使っていたリードやハーネス
ご自宅にあるものを使って、ペットが居心地がいいようなスペースを作ってあげてくださいね。
火葬後落ち着いたら:ペット供養を検討する
手を合わせていくうちに悲しい気持ちが落ち着いたり、四十九日、一周忌などのタイミングでペット供養を検討してみてもよいでしょう。
おすすめの供養方法として、次の3つがあります。
- お墓に埋葬する
- 散骨する
- メモリアルジュエリーを作る
それぞれ詳しく見ていきますね。
1.お墓に埋葬する
1つ目は、ペット霊園やペットの供養も行っているお寺などを利用し、お墓に埋葬して供養する方法です。
お墓は共同墓地と個別墓地の2種類から選べることが多く、それぞれ特徴が異なります。
共同墓地は、他のペットと一緒のお墓に埋葬されるため、比較的費用が抑えることができます。
管理も霊園やお寺側で行ってくれるため、忙しくてお墓の管理が難しい方や、なるべく費用を抑えたい方におすすめです。
個別墓地は、人間と同じように、ご自身のペットだけを埋葬するお墓になります。
墓地や墓石を用意する必要があるため、共同墓地より費用がかかりますが、より手厚く供養できます。
ただ基本的にお墓の管理は飼い主さまが行うことになるため、普段忙しい方は注意が必要です。
費用や埋葬までの流れなどは施設によって異なりますので、まずはお近くの霊園やお寺のホームページを確認してみましょう。
2.散骨する
2つ目は、遺骨をサラサラのパウダー状に粉骨し、海など自然の中に散骨して供養する方法です。
散骨もさまざま種類があり、
- 海洋散骨:船で沖まで出て海へ散骨する
- 山林散骨:霊園などが所有している山の中で散骨する
- 樹木・お花畑葬:樹木やお花畑をお墓に見立てて散骨する
などがあります。
お墓を持つのが難しい方や、楽しい思い出がたくさんある場所で供養したい方におすすめの方法となっています。
ただ自然の中に遺骨を撒くため、定期的にお参りすることが難しく、散骨のプランによっては費用がかかってしまうことがあります。
一度散骨してしまうと手元には戻せませんので、きちんと気持ちの整理をつけてから行うようにしましょう。
3.メモリアルジュエリーを作る
3つ目は、遺骨から人工的にダイヤモンドを作り、それをメモリアルジュエリーに加工していつも身につけて供養する方法です。
あまり聞き馴染みがなく疑問に思っている方も多いと思いますが、実は最近「新しい供養のかたち」として人気の方法となっています。
一見普通のアクセサリーと変わりなく、衝撃や水分に強くお手入れが簡単なこともあり、他人の目が気になってしまう方や普段忙しい方にもおすすめですよ。
価格はダイヤモンドの色や大きさ、デザインによって異なりますので、しっかり確認してから依頼するようにしましょう。
ちなみに私たちも、あなたとペットをつなぐ、世界に一つだけのメモリアルジュエリーの作成を行っております。
丁寧に心を込めてお作りしていますので、ご興味がある方はぜひ一度ご相談ください。
価格や作成の流れなど、詳しい内容はこちらをご覧くださいね。
まとめ:気持ちが落ち着いてから納得した方法で供養する
いかがでしょうか。
火葬後の遺骨の扱い方について、不安はなくなりましたでしょうか。
何度もお伝えしているとおり、ペットの供養にこれといった決まりやルールはありません。
ご家族と話し合ったりペットのことを考えながら、ピッタリの方法を見つけてみてくださいね。
この記事を読んで、後悔なくペットを供養できますように。